トランプ勝利は大手新聞と世論調査の敗戦
予想困難な非連続の時代 米大統領選に勝ったトランプ氏に敗北したのはヒラリー氏ばかりでなく、ヒラリーを支持した米大手新聞であり、結果を完璧に見誤った世論調査です。当初は泡沫候補扱いされたトランプ氏が勝ち、米国政治の王道を歩いてきたヒラリー氏が負けるとは、多くの日本人も考えなかったでしょう。...
View Article高齢運転者に自動ブレーキの装備義務を
社会問題として大きくなり始めた高齢者の自動車運転事故(いらすとや:編集部引用) 他人の生命を守るための投資 高齢者ドライバーによる悲惨な事故が、各地で立て続けに起きています。死亡した人も悲劇だし、事故を起こした人も悲惨です。自働車保険でカバーできない部分もあるでしょうし、死亡された側にとっては、金銭問題ではすみません。高齢者ドライバーの比率が上がっており、この社会的悲劇への対応強化が必要です。...
View Article人間天皇より天皇制が大事な識者たち
違和感のある天皇観が目立つ 天皇陛下自らが健康上の理由などから望んでいるとされる退位問題で、有識者会議は2回のヒアリングを終え、最終回を残すだけとなりました。11人の識者の発言を読み返してみますと、ついていけない天皇観を述べる識者がかなり目立ちます。この人たちは、人間としての天皇より、天皇制という制度の維持、解釈に意識が集中している感じで、違和感を持ちますね。...
View Article「思いやり予算」にトランプが「なめるな」か
訓練飛行に出るF15S戦闘機(嘉手納基地サイトより引用:編集部) 義務としての在日駐留軍経費の分担 トランプ次期期米大統領は「アメリカ第一主義」(アメリカファースト)の名のもとに、日本にもかなりの難題をぶつけてくるでしょう。日本も受け身でなく、準備態勢に入ったほうがいいですね。トランプ氏が重視している安全保障予算、中でも在日駐留軍経費の負担問題は大きな焦点です。...
View Article踊っても北方領土は戻らず棚上げ
“本番”に向け9月に会談した両首脳(首相官邸サイトより:編集部) いつまで続く政治的な玩具 北方領土交渉をテーマにした日ロ首脳会談(16日)が迫ってきました。「正念場を迎える」、「最大のヤマ場となる」とあおってきた新聞などは、「大きな一歩を進めるのは簡単ではない」(日経社説)と、論調を大きく転換させました。ロシアに安倍政権が踊らされ、いくつかの新聞は安倍官邸に踊らされてきました。...
View Article皇位継承者を危険にさらす宮内庁の鈍感
悠仁様らが乗ったの事故車はワゴンだったが、御料車(写真)を含め、安全対策が求められる(Wikipediaより:編集部) 皇族の車に自動ブレーキを...
View Article反日政治では韓国を養えない
韓国大統領府公式サイトより(編集部) 大統領の器ではなかった朴氏 韓国の朴大統領が弾劾訴追を受けることになりました。本来なら日米韓の結束をアジアにおける安定の軸にしなければなりません。混乱の長期化は両隣りの国を喜ばせるだけです。反日を軸に国家運営などしても、経済は発展しないし、アジア外交もうまくいかないということに目覚めてほしいですね。...
View Article北方領土の返還拒否と同然の露大統領
首相官邸サイトより(編集部) 方向転換が始まった日ロ交渉 安倍首相の郷里山口県にプーチン露大統領を迎えて行った首脳会談は、予想通りの結果になりました。初日の会談内容の説明もあっさりしており、「北方4島は日本に返還しないよ」と言われたのに等しいとの印象を受けます。首相の当初の期待が甘かったのか、失敗しても大統領を招待したほうが政治的な得点になると考えたのか。その双方でしょう。...
View Articleオスプレイ事故で見たポピュリズム新聞
Wikipediaより(編集部) 読者に迎合するジャーナリズム 米軍の垂直離着陸輸送機オスプレイが沖縄県の沖合で起こした不時着事故の新聞を読んで、どこまで正確な報道、的確な論評なのだろうかと、考え込みました。読者がいかにも怒りそうな書き方をする習性が気になってしょうがありません。何かにつけポピュリズム(大衆迎合)政治の批判をする新聞自ら、ポピュリズムの罠にはまっているのではないでしょうか。...
View Article日銀の金融政策は市場経済の否定を意味する
行財政改革への逆流 今年の日本株の最大の買い手は日銀で、4兆円という購入額は、これまでの最大手である信託銀行や事業法人をしのぎます(日経新聞25日)。日銀は日本国債もほとんど一人で買いまくり、保有額は400兆円を突破しています。日銀史上、こんなことはかつてなかったでしょう。デフレ経済のからの脱却という名目でやっているうちに、民間主導経済の否定、官製経済の復活に踏み込んでしまっているのです。...
View Article首相の真珠湾演説はヒロシマ演説に酷似
首相官邸サイトより(編集部) 慰霊の旅は謝罪の意味を含む 安倍首相とオバマ米大統領がそろって真珠湾で、75年前の犠牲者を追悼し、慰霊の式に臨みました。安倍首相の演説を聞くうちに、オバマ氏がヒロシマで行った演説(5月)にあまりにも酷似していることに気づきました。文章表現も、論理構成も、謝罪の扱いも似ているのです。オバマ演説を下敷きにして日本語版を書いたと、私は想像しました。...
View Article稲田氏の靖国参拝で真珠湾の色はあせたか
首相の指示があったと想像 稲田防衛相が安倍首相に同行、真珠湾での追悼式に臨んで帰国した翌日、靖国神社を参拝しました。刺激的だし意図的、政治的ですね。「わざわざ真珠湾の翌日を選ばなくても」なのか「翌日だからこそ意味がある」なのか。前者は多くの国民の声、後者は首相や稲田氏の背後に存在する国粋主義的な人たちの声でしょう。せっかくの真珠湾の色があせました。...
View Article安倍首相はなぜ家庭料理を食べない
町中での会食相手も選り好み 多くの新聞が内政面に、「首相の動静」、「首相の一日」などタイトルで、前夜に会食した人の実名、レストラン、料理屋の名称などの記録まで載せています。目を通していると、見えてくるものがあります。...
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