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Channel: 中村 仁 | アゴラ 言論プラットフォーム
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都知事選の広報騒動で見た間抜けな選挙管理委員会

出し抜いた候補者たち 東京都知事選の選挙公報が配られてきました。唖然、茫然です。回を追うごとに違和感のある候補者の広報が増えてきており、今年は一挙にタガが外れた感じです。14ページもあるこんな広報紙を都民722万世帯に配

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政権支持率の低下を招いているのは岸田首相より自民党

メディアも右往左往 連日、岸田降ろしの風が吹きまくっています。こうなると何が正しい選択なのかより、岸田首相がいつ退陣するか、だれが後継首相になるのかに関心が移ってしまうのが政治ジャーナリズムの悪習です。 政治の底流より、

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円安による税収増=インフレ税を歓迎する政府

投機を呼ぶのは政府・日銀側 1㌦=160円が防衛ラインだと思っていたら、あれよあれよと、161円台まで円安が進みました。市場関係者から「1㌦=200円もありうる」という声まで聞かれます。プラザ合意(1985年)の時の23

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政治ジャーナリズムが衝撃を受けた石丸氏のネット選挙

報道の変革が迫られている 東京都知事選でテレビ、新聞は小池知事の3選を大きく取り上げています。私は都知事選における最大の注目点は、人口3万人弱の広島県安芸高田市の前市長で、立候補表明時は「その人誰?」の扱いだった石丸伸二

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(終)コロナ闘病記=全快するまでにボンベ生活3か月

急性肺炎を起こした憎きウイルス 新型コロナが感染症法の5類の分類(インフルエンザ並み)に移行し、すっかり安心していましたら、「地震と重病は忘れた頃にやってくる」でした。5月下旬にコロナウイルスが無断で私の体内に侵入し、重

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トランプ氏銃撃=劇場化と分断化で自壊する民主主義社会

候補者自ら危機を呼び込む 米大統領選の最中、共和党のトランプ氏が銃撃を受け、「民主主義の根幹を揺るがす暴挙であり、断じて容認できない」、「民主主義の土台を支える選挙が暴力で脅かされている状況を深く憂慮する」という声一色で

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岸田首相の圧力もあり7月の利上げは先送りとみる

グランドデザインを書き直せ 日銀は30、31日に金融政策会合を開きます。日経新聞は「追加利上げを会合は支持する。政策金利の0.25%上げが有力」と強気な書き方をしています。読売新聞は「そうした見方がある一方、賃金や個人消

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株暴落はアベノミクスの清算と経済正常化への道

日銀が最大の株主の異常 史上最大の暴落となった株価は、6日に若干戻したものの、しばらく方向感覚が定まらないでしょう。欧米の株価の下落幅(2-3%)に対し、日本株の下落は12%、先月の最高値からは25%という大幅な下げです

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株暴落が示した日銀に対する「マネー市場の報復」

市場機能を封印してきたつけ 7月末の日銀の利上げ、植田・日銀総裁の「さらなる利上げ」示唆、それが契機になったような株価の大暴落、慌てた内田・副総裁の火消し発言と、続きました。日銀史上、まれにみる「日銀執行部の動揺」です。

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歴史の意味をぼかす「終戦の日」「先の大戦」という呼称

次世代にはピンとこない 天皇、皇后両陛下、岸田首相らは15日、全国戦没者追悼式に参列し、310万人の犠牲者を悼みました。新聞、テレビはみな「79回目の終戦の日となった15日」、「終戦から79年を迎えた15日」など、「終戦

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日銀に「市場との対話」を促すことの虚しさ

市場にサプライズするのは日銀 植田・日銀総裁は23日、国会の閉会中審査に出席し、「市場は引き続き不安定な状況で、極めて高い緊張感を持って注視する」と述べました。「高い緊張感」は言わずもがなの表現で、ほとんど意味がない。日

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大谷「43発-43盗塁」で分かった日本野球のダメな理由

真っ向勝負を逃げる 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平(30)がメジャー史上初の「43本塁打、43盗塁」を達成しました。全国紙が一面トップの扱いをした快挙です。この調子が続くと、ベーブ・ルースをしのぐメジャー史上最高の選手

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USスチール買収にみる経営トップの国際感覚の低さ

大統領選という最悪のタイミング 日本製鉄による米鉄鋼大手USスチールの買収計画について、バイデン大統領が中止命令を出す方向だと、報じられています。すでにトランプ氏は「日本に買わせてはいけない。我々の製造業の遺産を取り戻す

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自民総裁選の上位2人は公開討論を経て決選投票に臨め

政策論争を避けるな 自民党総裁選は12日に告示され、過去最多の9人が立候補し、上位2人の決選投票にもつれ込むと、予想されています。これまでの決選投票では、派閥の領袖らの密室の駆け引きが行われ、順位の逆転もあった。閣僚、党

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大谷「50-50」で日本のプロ野球人気が下がる一方の危機

日本ははぐらかし野球を止めよ 米大リーグ・ドジャーズの大谷翔平(30)がやりました。メジャー史上初の「50本塁打、50盗塁」の快挙です。仕上げは3連続本塁打ですから、米国の野球ファンは狂喜しました。日本ハム出身ですから、

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自民総裁は上位3人の中では石破茂氏がベストの選択

高市氏では新たな混乱の始まり 自民党総裁選の決選投票で、石破茂氏(67)が高市早苗氏(63)を破り、10月1日召集の臨時国会で首相に選出されます。一回目投票で高市氏が議員票、党員票でトップにつけ、決選投票でも勝つのではな

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マネー市場の抵抗にあって挫折する石破新首相の改革

金融財政の正常化を嫌う市場 石破茂氏が新首相に選ばれ4日、国会で所信表明演説を行いました。新聞の見出しを拾うと、「生産性を上げ賃金増」、「成長経済目指し投資に力点」、「防災庁へ準備」などです。所信表明演説は新政権の願望に

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私も塩野義製薬の効かないコロナ治療薬の被害者

薬効なく急性肺炎、厚労省も「効かない」 私は5月にコロナに感染し、高熱を発し、近所の医院で診察を受けました。医師は「コロナにかかり、喉がやられている。よく効く薬が開発されている。1週間飲んでください」と、処方されたのが塩

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「森羅万象を司る」の幻想に染まる総選挙公約の錯覚

政府万能論を担ぐ首相ら 衆院選が始まり、世論調査では、早くも自民過半数割れか、自公は過半数維持かなどの予想が報道されています。新聞紙面1ページを埋め尽くす主要政党の選挙公約を読んでみると、政府が何から何まで手をだす、さら

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衆院内のねじれ、衆参のねじれで政治は長期停滞

安倍政治がもたらした敗北 衆院選で自民党が歴史的な大敗を喫し、立憲民主党、国民民主党が躍進し、自公政権が過半数割れをしました。メディアには「安倍政治の負の遺産」(政治学者・牧原出氏)が自民の敗北を招いたという視点が不足し

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