粗大ごみ化する固定電話の使い道
NTTはサービス改善に怠慢 もう数十年は加入している家庭の固定電話の使用価値が急激に落ちています。スマホ携帯は高品質化し、生活必需品になっているのに、NTTは固定電話のシステム向上に無関心です。NTTは振り込め詐欺の手伝いをしているのではないかと、思いたくなります。 ゆからら/写真AC(編集部)...
View Article財界人の警告「平成は敗北の時代」
小林喜光氏(経済同友会サイトより:編集部) 令和に踊っている時でない 新元号の令和ブームもいい加減にしてほしいですね。何かにつけて令和と関連づけて語るメディア、識者、政治家があまりにも多い。「天皇が代わられるたびに、時代の予想を越えて変わることがある」「令和は新しい時代を切り開く」などの声を聞きます。そんなに簡単に新しい時代がくるわけではない。...
View Article高齢運転者を袋叩きする前に
事故防止装置の義務付けを 高齢運転者による痛ましい事故が目立っています。メディアによる批判が高まり、多くの高齢者は居たたまれない思いをしているようです。知人たちは「メディアは老人叩きに精を出すのではなく、冷静に安全防止装置の普及、高齢者の運転する車への装着義務付け、道路交通法の改正などをキャンペーンすべきだ」と、訴えています。 ぱくたそ :編集部...
View Article米国依存の日本、日本依存の米国
トランプ批判とトランプ評価の交錯 トランプ米大統領が新天皇の国賓として来日し、安倍首相とは通算11回目の首脳会談が行われました。日米の蜜月関係という表現は平板すぎ、「日本は米国依存」を深め、「米国もまた日本依存」に傾斜してきたというのが日米関係の本質です。 5月27日、握手を交わす日米両首脳(官邸サイトより:編集部)...
View Article池上彰氏に引用文献の明記を望む
他者の研究成果を棄損するな 池上彰氏は「フリージャーナリスト」として、多くのテレビ局に登場し、多数の出版社からおびただしい数の著作物を出版しています。分かりやすく要点をついた新書などはベストセラーになり、増刷(重版)を重ねています。単独で森羅万象に取り組む活躍には感心します。 Wikipediaより:編集部...
View Article児童虐待死に殺人罪と死刑で対応を
殺した親に甘すぎる処罰 また児童虐待死です。18年6月7日にブログ「子を虐待死させた親は死刑に相当」を書いたところ、多くのアクセスがあり、「そのくらいの厳罰で臨むべきだ」とのコメントが殺到しました。それからちょうど1年です。札幌で悲惨な児童虐待死事件が起きたためか、1年前のブログにアクセスが急に増えました。 ANNニュースより:編集部...
View Article政治の召使になった財政理論の限界
純粋理論より経済政治学が必要 選挙対策、世論対策を政治が最優先するため、経済理論の都合のいい部分だけがつまみ食いされる傾向が強まっています。あるいは、政治に都合の悪い経済理論に、政治は乗ってこない。経済に対する政治の関与に問題意識を持つ「経済政治学」を踏まえて、経済理論を構築することこそ必要です。 MMTを提唱するケルトン氏(公式サイトより:編集部)...
View Article年金問題で安倍政権は堂々と反論を
超党派での制度設計を望む 老後の生活設計に欠かせない年金問題について、極めて正直、的確な報告書を金融審議会がまとめたのに、政権与党は撤回するという。野党は選挙対策で追及できる失点が浮上したと大喜びです。ともに国民不在です。与党も与党、野党も野党です。 NHKニュースより:編集部...
View Articleこれではまるで全世代型殺人時代
全世代社会保障はどこに 連日のように、むごたらしい殺人事件、暴走車による交通事故死が相次いでいます。鬼でも涙を流すだろう悲惨な児童虐待死も次々に起き、一方、介護施設・病院では老人の不審死が続発し、冷酷な犯罪が社会全体に広がっているようです。全世代型殺人の時代です。 写真AC:編集部...
View Article拳銃強奪男の親の責任を考える
社長候補の座を返上? 大阪吹田市の交番で起きた拳銃強奪事件の犯人は33歳の男でした。定職に就かず、心療内科にも通っており、両親は日々の生活や行動に頭を悩ましていたに違いありません。成人した息子が凶悪事件を起こした場合、親はどう責任を果たせばよいのか、果たせるのか、はらはらしている親は少なくないはずです。 関西テレビの本社社屋(Wikipediaより:編集部)...
View Article文春7月号は大ニュースで誤報を次々
月刊誌編集の難しさ増す 月刊文芸春秋の7月号を読んでいましたら、2つの大ニュースで「誤報同然の記事」を載せていました。企画の決定、執筆のテンポが政治や経済の素早い動きに追いつかないのです。間違った情報を書いてしまった新聞などによる誤報と違うとはいえ、月刊誌編集は難しさが増しています。 Amazonサイトより:編集部...
View Article米中による「地球分割」は止まらない
G7は存在感もなし 大阪で開かれた主要20か国首脳会議(G20)が終わりました。世界人口(75億人)の6割、GDP(85㌦)の9割を占めるとあって、首脳が勢ぞろいして記念写真を撮ると、会場は所狭しでした。世界を主導した時期もあった米日欧・先進7か国首脳会議(G7)の存在感は薄くなりました。 新華社より引用:編集部...
View Article選挙をやるたびに肥大化する政府
空文化する市場経済 参院選が公示され、21日の投開票日まで、選挙戦が繰り広げられます。選挙は民主主義制度を支える不可欠な基盤なのに、選挙をやる度に、政府は肥大化し、財政や金融状態は劣化します。民主主義と市場経済は現代社会を動かす車の両輪であるはずなのに、政府の肥大化で両立は難しくなっています。 参院選直前の党首討論に臨む7党の党首ら(日本記者クラブHPより:編集部)...
View Article1人でやれるプラごみ追放大作戦
ビニール包装の郵便物を逆送 ビニール包装の郵便物、主にDM(ダイレクトメール)が毎日、何通も配達されてくる人も多いでしょう。処分が面倒だし、プラスチックごみとして環境汚染の原因になる。迷惑な存在で、多くが不要です。私は怒りを込めて「受取拒否」と書き、捺印し郵便ポストに投げ返す。「逆送」作戦です。...
View Article経済理論が次々と風化する時代
貿易も財政も金融も リカード(Wikipedia:編集部) 国際金融の世界で活躍した元官僚高官を囲み雑談していましたら、「リカードの理論はもう死んでしまったか」と、ぽつりと語りました。印象的な指摘でした。リカード(1772~1823)は英国の大経済学者で、自由貿易の基本的な概念である比較生産費説を唱えました。19、20世紀を通じて、自由貿易を推進する支配的な経済思想となりました。...
View Article選挙への関心が薄らぐ世論調査の票読み
正確すぎ興味を失う 参院選は投票率が50%を切るなど、熱気が感じられず、長梅雨、天候異常のせいもあって、投票所になかなか足が向きませんでした。世論調査の予想が2週間前に公表され、安倍政権の1強支配が不動と分かると、選挙への関心も薄れてしまったのでしょう。 自民党Facebookより:編集部...
View Article児童虐待を防ぐ出産直後の養子縁組
養子を望む不妊の親は多い 京都アニメのスタジオ放火事件で34人が死亡、高齢運転者の暴走事故で母子が命を落とすなど、凄惨な殺人や事故があらゆる次元で多発する時代になってしまいました。その一方で、児童虐待死を防ぐ地道な努力も続けられており、人間への宝物として授けられた幼い命の尊さを教えています。 写真AC:編集部...
View Article政治主導の金融政策によるバブルの火種
政権維持のための株高偏重 世界のマネー市場に溢れる緩和マネーが、いつ反乱を起こすか。反乱を起こせば、バブルの崩壊です。そのための金融政策の正常化(過剰マネーの縮小)を米国は断念し、金融を再び緩めました。政権維持のためには、株価維持が政権支持率とともに、最重要の政治目標になってしまっているからです。...
View Article官邸で結婚発表した進次郎氏に失望
ワイドショー化する政治 小泉進次郎議員とタレント・滝川クリステルさんの結婚は、ワイドショーや芸能ネタとしては使える話です。なかなか結婚しない人気政治家、美人で年上の滝川さんとの組み合わせは、意外性がありました。私はそんなことより、別次元の意外性に関心があり、政治家としての進次郎氏に失望しました。 官邸での結婚発表会見(NHKニュースより:編集部)...
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